大田フェイス整形外科インタビュー 全世界を虜にした「Kビューティー」「K整形」の未来

K-POPアイドルグループがリードする韓流ブームにより、韓国の美しさが世界的な美の基準になりつつあります。また、韓流ブームに伴い韓国美容整形技術への関心が高くなり、医療観光の需要が増加しています。8月号のインタビューは「人を美しく、世界を美しく、美しさを通して人生に貢献する」という哲学で患者を治療している大田フェイス整形外科のユン·ヨンムク院長にお話をうかがいます。

Q1. 院長の病院紹介をお願いします。

2014年5月に開院し、今年で7年目になります。 最初は私一人で診療をしていましたが、毎年一人ずつ仲間が増え、現在では整形外科専門医の5人の院長が様々な診療科目を細分化して診療しており、麻酔科院長は2人います。
2度に渡り病院を拡張し、今年4月にはプチクリニック、手術室および待機スペースを確保し、整形手術だけでなくプチ施術、皮膚レーザー、体型施術など、非手術診療分野まで含めて患者様のための医療サービスを充実させるために努力しています。

最近の高度化、専門化しつつある整形手術に対する需要増加に伴い、満足度の高い整形手術にするには現場でのデザイン設計作業が必要で、外見、顔立ち、形や老化など、様々な患者様のニーズを正しく理解し解決するためにメディカルイラストレーションデザイン専門家を招いて「アートラ」というデザイン会社を設立しました。 また体に挿入する3次元保形物を製造する「イノーブバイオ」を大徳研究団地に設立し、現在GMP認証及び食薬処許可を受けています。 当院は、顔に発生する問題に対するトータルソリューションを提供するために無限に精進しています。

Q2. 院長が追求する整形哲学をお聞かせください。

当院のモットーは「人を美しく、世界を美しく、美しさを通して人生に貢献する」です。 外見により不当に扱われることや、不便さやコンプレックスから解放され、ご本人の美しさを見つける過程を共にしようと思います。その過程で、私たちは「視覚化(visualization)」、「個別化(individualization)」、「体系化(systematization)」を「3つの核心的な力量価値」と考えています。

まず、整形手術で難しい点は、形に対する理解が難しいということです。 三次元的な形を理解し、希望する形について医師と患者がコミュニケーションできるようにするため、三次元モデルが必要であり、合意した目標値を定めなければなりません。

二つ目は「個別化」です。 人はそれぞれ個性があり、性向と性格がすべて違います。 確実な矯正を好む方がいる一方、ナチュラルで他人に気づかれない矯正を希望する方もいます。 私たちは顔に対する技術者であり、このような患者様のニーズを把握して寄り添いたいと考えています。

三つ目に「体系化」です。 整形手術は最も複雑な医療サービスのうちの一つです。 私が勉強していた当時は、手術の方法や材料、種類がそれほど多くありませんが、整形は毎年画期的に成長している分野です。 私はこの分野の複雑性と膨大な適用についてすべての過程を体系化し、医学的情報だけでなく、患者様に合わせたサービス管理、診療および治療過程の案内まで高い水準でご満足いただけるように努力しています。

Q3. 海外医療観光客に必ずこの病院を選んでほしい理由があるとしたら?

多くの病院の中から当院を選ぶべき最も大きな理由は「真正性と情熱」だと思います。 最新の医療機器を活用した診断と手術、そしてアフターケアが受けられます。 3DCT、3Dスキャナー、超音波などを活用した精密診断と専門医5人の分野別専門診療を通じて、安全でご満足いただける手術結果を得ることができます。 長年の経験を持つ相談室長とスタッフは、患者様を家族のように考え、情熱と心を込めてケアし、英語、日本語、中国語、ロシア語、タイ語など様々な国籍の患者様に安心して診療を受けていただけるよう、専門通訳サービスを行っています。
外傷や先天性障害、解決できない再手術、複雑な手術に対しても3Dデザインが可能な専門博士を通じてオーダーメイド型の保形物の製作および手術も進めています。

Q4. 最近の整形トレンドは?

大きく分けて非侵襲プチ整形と切開する手術の二通りで説明できます。以前よりプチ整形市場が継続的に拡大されています。 どうしても忙しい現代人の生活トレンドに合わせて、早く日常復帰できる施術が人気です。 同じレーザーリフティング施術でも、ウルセラシュリンクなどの腫れがない施術の方が好まれます。 また、痛みのない施術を求める方が増えてきて、睡眠麻酔でプチ施術を受ける方が増えました。
最近では、サーモン注射としても知られているPDRN成分をピーラーに配合した製品も出るなど、プチ整形に必要な成分や製品が開発され続けています。
このように一般化するプチ整形市場とは反対に、手術は高度化·専門化される傾向が強まっています。 もちろん、まだ単純埋没法、部分切開鼻整形などを受ける方も多くいますが、単純手術だけでは結果において競争力がないため、正確に一人一人に合わせて確実な矯正をするのが整形外科専門医のトレンドです。
鼻、脂肪移植の場合、3Dスキャンを利用して手術後の結果を予想して相談し、顔面輪郭の場合、患者様一人一人に合わせて3Dプリンターでデザインした保形物を使用するなど、3次元的手術が発達しています。

Q5. プチ整形について紹介

韓国のプチ整形は、低価格に設定されています。 ボトックスとフィラーのようなプチ整形は、手術と比べて、短時間で手軽に負担なく行えるため、忙しい現代人に有用な施術方法です。 しかし、プチ施術も整形の一分野であるため、専門分野に対する研修を受けた整形外科専門医に施術を受けることをお勧めします。

Q6. 記憶に残る海外医療観光客の手術事例

タイから来られたトランスジェンダーの方が印象に残っています。タイで不適切な保形物をあごに入れた後、苦労された方で、慢性的な炎症と癒着に悩まされ多くの病院を尋ねられたそうです。 異物質の除去及び矯正施行後、良くなりました。 その後、トランスジェンダーの方が多くいらっしゃって、タイの患者様が多くなるきっかけになりました。

Q7. 特別な手術安全ケアシステムがあるとしたら?(手術前後、アフターケアを含む)

当院は麻酔痛医学科の専門医が専任麻酔することで、手術前後まで患者さんの病状を継続して管理します。 また、ヘパフィルターを導入し微細粒子や細菌を除去して二次感染を予防し、より清潔な環境で手術が行えるようにすべての医療および診断器具に滅菌消毒システムを実施しています。 万が一発生しうる応急状況に対処するため、AED除細動器を備え、応急時に必要な装備を備えて発生可能なあらゆる状況に対処できるよう備えています。
術後にも満足いただける結果と回復のために熟練したスキンケア専門家が体系的な専門アフターケアを行い、必要に応じてレーザーと製品を使い傷跡の治療まで細かく管理しています。

Q8. 海外医療観光客のためのコンシェルジュサービス

海外の患者を受け入れられる十分なインフラを保有しており、大田市庁と大田のマーケティング公社とともに、本格的に海外ネットワークの拡大を推進していましたが、コロナ19パンデミックによってオンライン広報に力を注ぐようになりました。 また、大田マーケティング公社の支援により、ホームページにアクセスした外国人患者が病院に来院できるよう、現在、病院ウェブサイトも運営しています。

Q9. 整形の副作用を心配する海外医療観光客のためのアドバイスを一言

整形手術で満足できる結果を得て、副作用や合併症が生じないために最も重要なことは、本人に必要な正確なカウンセリングを通じた診断と手術前の注意事項を熟知することです。 さらに手術中の徹底した安全装置、そして体系的な術後ケアです。 当院では、超音波、CT、3Dスケール、3Dプライターなど、最新装置を備えて分かりやすい視覚資料を用いて診断·相談を行っています。 外国人には馴染みのない概念も、目に見える画像を通じて具体的に説明し、自分がどのような手術を受けるのか理解し、不安を軽減することができます。
また、手術別に知るべき手術前の注意事項を動画化して手術前のお客様に十分教育しており、手術中にも徹底した監視装備を使い患者様の安全を最優先にしています。 手術後にも患者の経過観察を疎かにせず、手術に対する理解度が高い整形外科専門医が直接レーザー、高周波などオーダーメイド型手術部位の管理およびリタッチを通して、万一発生し得る不満を最小限に抑えています。
遠く言葉も通じない国で整形手術を受けるという不安はとても大きいです。 しかし、韓国では美容整形手術はとても一般的で、過程と結果がとても安定しています。 もちろんすべての病院がそうではないこともあります。 当院では年間5千件程の手術を行っています。 多くの準備と経験により安全で満足な診療を受けていただけます。 私は父の意志を受け継ぎ、2代目として病院を運営しており、「医者」という職業に召命感と使命感を感じ、患者様の治療のためにこれからも最善を尽くしてまいります。

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