「大田0時祭り」は1956年に興行した大衆歌謡「大田ブルース」をモチーフにした祭りです。「さらば、私は行く」で始まる大田ブルースは、大田駅を背景に別れのつらさを描いた歌です。真夜中過ぎの明け方に、大田から木浦に向かう列車を中心素材としたこの曲の歌詞「旅立つ夜明けの列車大田発0時50分」からインスピレーションを得て、0時祭りが誕生しました。「眠らない大田、消えない楽しさ」という大田0時祭りのスローガンと共に「時間旅行」をテーマに大田の過去と現在、未来に出会える多様なプログラムが用意されています。

1950~1980年代の大田の姿を描いた「過去ゾーン」は、観覧客が専門演技者と共に演劇に参加するイマーシブ(immersive)公演を見ることができます。ヤンキー市場、洋服店、ソンシムダン、音楽喫茶などを素材にタイムマシンで過去に戻り、その時代の思い出と新しい経験を体験することができます。

「現在ゾーン」では、K-culture文化芸術公演とミュージック(EDM)パーティーが開かれます。地元の文化芸術家や大学生が参加するストリートカルチャーアート公演やフラッシュモブダンス、K-popコンサート、真夏の夜のフェスティバルの熱気をさらに高めるエレクトロニックダンスミュージック(EDM)パーティーを祭り期間中に楽しむことができます。

科学都市大田の真骨頂に出会える「未来ゾーン」は、ナノ半導体、宇宙航空、バイオヘルス、国防産業など、大田の4大中心産業を直接体験することができます。3Dホログラム映像と100mメディアアート海の道、旧忠清南道庁外壁を活用したメディアファサードショーなど、先端科学技術が融合した映像と光を通じて科学都市大田に出会うことができます。

大田の3色の魅力を感じることができる今回の祭りは、内国人外国人のすべてが特別な経験を通じて、蒸し暑い夏を吹き飛ばすことができるグローバルな祭りとして位置づけられるものと期待されます。